治療費を打ち切られたらどうする?交通事故の対処法|弁護士が解説
■ 保険会社から「治療費は○月○日で終了します」と言われていませんか?
交通事故で治療を続けていると、保険会社から突然、
- 「来月で治療費の支払いを終了します。」
- 「これ以上の治療は必要ないと考えています。」
- 「症状固定なので治療費は打ち切ります。」
と言われることがあります。
しかし、保険会社から治療費の打切りを伝えられたからといって、必ず治療をやめなければならないわけではありません。
本記事では、治療費を打ち切られた場合の適切な対応と、注意すべきポイントについて解説します。
■ 治療費の打切りとは?
交通事故では、加害者側の任意保険会社が、被害者の治療費を病院へ直接支払う「一括対応」が行われることが一般的です。
保険会社から「治療費を打ち切ります」と言われる場合、多くは、
「一括対応を終了します」という意味です。
つまり、
- 保険会社が病院へ直接支払うことは終了する
- 治療そのものをやめなければならないという意味ではない
という点を理解することが重要です。
■ 保険会社はなぜ治療費を打ち切るのか
保険会社は、医学的に必要な治療期間を過ぎたと判断した場合、一括対応を終了することがあります。
特に、
- むちうち(頸椎捻挫)
- 腰椎捻挫
では、事故から約3か月前後で打切りを打診されるケースが多く見られます。
しかし、これはあくまで保険会社の判断であり、医学的な治療の必要性とは必ずしも一致しません。
■ 治療費を打ち切られた場合にやってはいけないこと
① 保険会社に言われるまま治療をやめる
症状が残っているにもかかわらず治療を中止すると、
- 症状が悪化する可能性
- 後遺障害認定で不利になる可能性
があります。
② 医師に相談せず通院をやめる
治療を続ける必要があるかどうかは、
医師が医学的に判断する事項です。
保険会社ではありません。
■ 治療費を打ち切られたらどう対応すればよい?
① まずは担当医に相談する
最も重要なのは、
担当医が「まだ治療が必要」と考えているかどうかです。
医師が治療継続の必要性を認めているのであれば、その内容を保険会社へ伝えることで、一括対応が延長されることもあります。
② 保険会社へ治療継続を求める
医師の意見を踏まえ、
保険会社へ治療継続を求める交渉を行います。
弁護士が代理人となることで、治療期間が延長されるケースもあります。
③ 健康保険を利用して治療を継続する
一括対応が終了した場合でも、
健康保険を利用して治療を継続できる場合があります。
後日、必要な治療費について相手方へ請求できる可能性もあります。
④ 弁護士へ相談する
治療費打切りの時点で弁護士へ相談することで、
- 治療継続の見込み
- 今後の見通し
- 後遺障害認定への影響
などについてアドバイスを受けることができます。
■ 治療費打切りと後遺障害の関係
交通事故では、
治療期間や通院状況が後遺障害認定に影響することがあります。
例えば、
- 通院回数が少ない
- 症状が継続して記録されていない
- 治療を途中でやめてしまった
といった事情は、後遺障害等級認定で不利に働くことがあります。
そのため、治療費を打ち切られた場合でも、症状が残っているのであれば、医師と相談しながら適切に治療を継続することが重要です。
■ 当事務所の特徴
被害者側・加害者側双方の交通事故案件を経験
当事務所の弁護士は、交通事故について被害者側・加害者側双方の案件を多数取り扱ってきました。
そのため、保険会社の考え方を踏まえた実務的な交渉が可能です。
交通事故案件を15年以上取り扱ってきた経験
これまで、
- 示談交渉
- 治療費打切り
- 後遺障害等級認定
- 損害賠償請求
など、多くの交通事故案件を取り扱ってきました。
今後の見通しを分かりやすくご説明します
ご相談いただいた際には、
- 治療継続の見込み
- 保険会社への対応方法
- 後遺障害申請の可能性
について丁寧にご説明いたします。
■ まずはお気軽にご相談ください
保険会社から治療費の打切りを伝えられても、すぐに治療をやめる必要はありません。
症状が残っている場合には、適切な対応を取ることで、治療を継続できる可能性があります。
一人で判断せず、まずはお気軽にご相談ください。
【無料相談のご予約はこちらから】
【お電話でのご相談はこちら(初回無料)】
この記事の執筆者
弁護士 樋渡宏平(萩総合法律事務所)
弁護士歴15年以上。交通事故について加害者側・被害者側双方の案件を多数経験。示談交渉、後遺障害等級認定、損害賠償請求など交通事故案件に注力しています。詳しいプロフィールはこちら。

